議論の鉄則〜意見と人格を人格を切り分ける〜
あなたが社内の会議や議論で自分の意見や考えを否定された時、どうしますか?
怒りますか?ショックを受けますか?反論しますか?なんとしても自分の意思を通そうとしますか?
最近、同僚がアイディアを否定されて不貞腐れたように「自分の意見が否定されるのは嫌だ」と呟いていました。
何故同僚は不機嫌になっていたのでしょう?
それは意見と人格を切り分けることができていないからです。
意見を否定することは、その人自身を否定することではありません。
会社や組織の場合、個人の感情などどうでもよく、達成されるべきは利益の最大化です。
自分の意見を否定されたとしても、より良い意見が採用されればそれで良いのです。
様々な意見を出すこと自体にはとても大きな意味があり、抜け漏れを防ぐ効果や意見を言いやすい雰囲気を醸成することができます。
議論の活性化にもつながるでしょう。
意見を言わないことの方がよっぽど問題なのです。
他人に意見を言ったり、大勢の場で発言することはとても勇気のいること。
まずは、意見を発信できた自分を褒めるべきです。
意見を否定しても人格を否定しないということは、他者の意見を否定する時にも重要なことです。
人格攻撃をしてしまうと、議論は本筋から必ず外れます。
そして議論が終わった後にも両者の間に禍根が残ります。
組織にとっては大きなマイナスです。
議論をするときは意見を否定しても人格を否定しない。
大事な議論のルールです。