理系研究者のしごとメモ

研究者の仕事や日常の一コマを綴ります。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【理系・研究職志望向け】企業の研究職は研究以外にどんな雑用をしているのか?【就職活動・就活】

理系で製造業の研究職を志望している就活生はたくさんいます。どんな研究をしているのか、当然気になるでしょう。 しかし、企業の研究職は研究ばかりをしているわけではありません。そこが企業と大学の研究の違いの一つと言えます。 入社1〜5年目で任されそ…

研究者に大事な能力『切り替え力』

今回は研究者に必要な能力について。このような内容の記事は2回目になります。 researcher-essay.hatenablog.com 研究はうまくいかないことの連続です。だからこそ、実験で狙い通りの結果が出た時の喜びは一入です。 思うような成果が出せないとき、それでも…

仕事を頑張るってどういうこと?

仕事を頑張るってどういうことでしょうか?二日酔いだったり、寝不足の中無理して働くことではありません。 私にとって仕事を頑張るとは、 「朝、最高の体調と精神で仕事を始めること」 最高の状態で仕事を始めたら、あとはやるべきことをやるだけです。まず…

論理・倫理・心理の3つの評価軸 〜自分や他者を評価するときに〜

私は論理・倫理・心理の3つの軸で自分や他人、集団の能力を評価したり分析したりしています。他人を分析と言うと偉そうですが。論理・倫理・心理の3つの軸で人を分析すると、その人の問題点やいいところが見えやすくなってきます。今回はそれについて書いて…

雑談の2種類

仕事中に雑談をしていて、話が弾む人とそうでもない人がいることに気がつきました。何故だろうと不思議に思って考えていたところ、雑談には2種類あるのではないかと思い当たりました。それは、 気軽に、仕事に関係がない話をするタイプ 気軽に、仕事に関係が…

研究者に大事な能力『小さな変化に気がつく力』

研究者にとって大事な能力はたくさんありますが、私は『小さな変化に気がつく力』がとても重要だと考えています。 優れた研究者は実に細かい差異にまで気が付きます。色が変わった、温度が変わった、感触が変わった、匂いが変わった、といったことを見逃しま…

会社の課題を深ぼっていくと『そもそも』という話に行き着く

会社で働いていると多くの問題に直面する。 大体はちょっと面倒、くらいのものだから、効率無視で我慢して手を動かして解決できる。しかし、その「ちょっと面倒」にたくさんの部署、人が関わっているとするとどうだろう?大きな無駄が生じていることがわかる…

【理系・研究職志望向け】就活での社員への質問例20選【座談会・逆質問】

座談会やOB訪問で人事の方や先輩社員とお話しできる機会があると思います。そこで、研究職を目指す理系学生が企業のこと、働き方のことをより深く知るための質問例を20個紹介します。 多くの就活生に共通して役に立つ質問例は他のサイトで山のように紹介され…

血液脳関門〜脳を守る門について〜

血液脳関門ってなに? 血液脳関門、英語ではblood-brain barrier、略してBBBについて、お話しします。 血液脳関門は血中の物質を選別して脳にいく物質を制限する機能のことです。脳に余計なものが入らないように監視している門番のようなものです。当然これ…