理系研究者のしごとメモ

研究者の仕事や日常の一コマを綴ります。

【読書初心者向け】ビジネス本の選び方

先日、退職する会社の同僚に図書カードをプレゼントしました。
しかし「マンガ以外の本を滅多に読まない、読んだとしても小説だ」とのこと。
どんなビジネス本を読んだらよいか、と相談を受けました。

そこで今回は、読書初心者はどのようにビジネス本を選ぶべきか
について私の考えを示したいと思います。

目次

『マンガでわかる〇〇』を読む

まず、読書習慣がない人は長文を読むことに慣れていません。
少しずつ、文章を読み方を体に馴染ませていった方が挫折しなくてすみます。

そこでお勧めしたのが『マンガでわかる〇〇』といったタイプの本。
7つの習慣』『嫌われる勇気』『LIFE SHIFT』などベストセラーとなった本がマンガ化しています。

大体の場合、このような本の構成は、全てがマンガになっているわけではなく、
マンガでストーリー仕立てで概略説明→文章で詳細を説明
といった流れになっています。

そのため、文章を読む量が少なくてすみます。
ストーリーで説明されるため、理解もしやすいです。

興味を持ったタイトルの本を手に取って読んでみるとよいでしょう。

ただし、マンガ化にあたり原書の内容が端折られてしまう傾向があります。
しっかり理解したいと思ったら原書を読むのが一番、ということを忘れてはいけません。

売れている新書を読む

新書は「新しい本」ではありません。
本の出版形態の一つで、文庫本より一回り大きいサイズの本を指します。
一般に、単行本よりも文量が少ないです。

私は新書について、単行本よりは専門性が低く、その時代にタイムリーな内容が多い印象を持っています。
岩波新書中公新書は専門性が高めの印象)

膨大な数の新書の中からよい本を選ぶのは大変ですから、
新書の中でも売れている本を読んでみることをお勧めします。
売れている本には、売れているだけの理由があります。
大抵の本屋には、新書の売り上げランキングの棚があります。
書店のウェブサイトにも、売り上げランキングはあります。

過去に大ヒットした新書をいくつか紹介します。

海外の著者の本を読む

どんな本からも学びはあるのですが、本にも良し悪しがあるのが事実です。
良書を選ぶのは、非常に難しいです。

玉石混交の中から良書を選ぶコツの一つが、
海外の著者が書き、日本語に翻訳された本を選ぶことです。

外国語の本を翻訳することは当然コストがかかります。
そのため、日本でもある程度売れる必要があるため、悪書は高確率で除外されます。
海外で売れてから日本語に翻訳される、というケースがとても多いです。
上記のスマホ脳もこのケースです。

ベストセラーを読む

身も蓋もないですが…

売れている本は多くの人が読んでいます。
ミーハーと思われるのが嫌だ、と思う人もいるかもしれませんが、
ヒット作は良書である確率が高いです。

Kindle  Unlimitedを利用する(図書館に行く)

文章を読むことに慣れてきたら、とにかく色々な本を読んでみることを勧めます。
良い本、悪い本に拘らず、とにかくたくさん読んでみるのです。

たくさん本を買うのはお金がかかってしまうので、Kindle Unlimitedを利用することがお勧めです。
月980円で200万冊以上が読み放題です。

気になったタイトルをなんでもダウンロードして読んでみましょう。

電子書籍リーダーはkindle paperwhiteがお勧めです。

電子書籍リーダーを買う余裕がない方は、図書館を利用しましょう。

お勧めしないこと:レビューを読む

読書初心者の本の選び方として、お勧めしないのが、点数を信じたりレビューを読むことです。
良い本にも多かれ少なかれ悪い感想は存在します。
その感想を信じてその本を読まない、という選択をするのは非常にもったいないです。

反対に、読み終わってからレビューを読むことをお勧めしたいです。
他の人がどのような評価や感想を持っているのか、を知ることで、視野が広がります。
自分で書いて見るのも良いでしょう。

まとめ

以上、ビジネス本の選び方について、私の考え方を記してみました。
何かの参考になりましたら幸いです。